エフワンGUY(前エフワン ガイ)大津堅田店は2019年1月よりビスポーク エフワン GUY "ガイ"に生まれ変わりました。

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2019.7.26

オーダースーツの前にこれは押さえておきたいビジネススーツの着こなしマナーについて

■シャツの色について

ビジネスシーンにおいては、スーツに合わせるシャツもきちんと考えなくてはなりません。
シャツは清潔感と、ジャケットから少しシャツが見えるサイズ感が大切です。
ここではシャツの色について説明していきたいと思います。
スーツに合わせるシャツは、基本的には白が無難です。
どのようなジャケットにも合いますし、何より清潔感があります。
ビジネススーツに合わせるシャツは、白または水色(サックスブルー)の無地が好ましいでしょう。
ネイビーやグレー系のビジネススーツに合わせやすいのが大きな理由です。
柄シャツであれば、柄目立ちのしないものが良いでしょう。
柄が目立ってしまうと、スーツやネクタイとのコーディネートに悩い、コーディネートに失敗するとチグハグな印象を相手に与えてしまいます。

【ビジネスシーンで白シャツが選ばれる理由】

1.相手に与えるイメージが良い

就職活動の際に着用するのは主に白シャツだと思います。
就職活動のマナーとも言える白シャツは、清潔感・誠実さといった印象を相手に与えます。
そのため、ビジネスシーンにおけるシャツも白シャツが選ばれています。
白シャツを綺麗に着こなすことが、より良い印象を与えるでしょう。

2.スーツとネクタイとの抜群の相性

白シャツは、ビジネススーツとの相性が抜群です。
ビジネススーツは、ネイビーやグレー系が多いので、白シャツとの相性がとても良いものです。
また、濃紺やチャコールグレーといったダーク系のスーツを引き立てるのも白シャツです。
白というカラーはどのような色とも相性が良いので、スーツやネクタイを選ばず着こなすことができるでしょう。

3.朝の時短に繋がる

白シャツはどのようなスーツ・ネクタイでも相性が良いため、朝の支度をスピーディーにしてくれます。
シャツが白であれば、コーディネートを考えずに済むため、朝の時短に繋がります。

最もビジネスマンに好まれているのが「白シャツ×ネイビースーツ」のコーディネートです。
ビジネスマンの王道スタイルと言っても良いこのスタイルは、好印象であること間違いありません。

■シャツの襟先について(※ジャケットの襟の下へくるのが無難と説明)

シャツをジャケットの後ろ襟や袖から覗かせることで、シルエットを綺麗に見せることができます。
シャツの襟先はジャケットの襟の下へくるのが基本です。
最近は、襟が大きく開くワイドタイプのシャツもあり、それを好む方も増えています。
ただ、襟が開きすぎて襟先がジャケットの上にかからないように注意しましょう。

シャツの襟にはさまざまな種類があります。
どれを選ぶかによって相手に与える印象が大きく変わります。

【シャツの襟の種類】

1.レギュラーカラー

最もスタンダードな襟で、ビジネスをはじめ、冠婚葬祭に至るまで幅広く利用できるタイプです。
襟先の開きの角度が75°〜90°程度で、喉元から襟の先端の長さが70ミリ〜75ミリ、襟足の高さが30ミリ〜38ミリの長さです。
ビジネスマンなら最低1枚は持っておきたいタイプです。

2.セミワイドスプレッドカラー

レギュラーカラー同様、ビジネスマンに選ばれているタイプです。
こちらもビジネスをはじめ、冠婚葬祭に至るまで幅広く利用できます。
襟先の開きがレギュラーとワイドスプレッドの中間で、80°〜100°程度です。

3.ワイドスプレッドカラー

レギュラーカラーと同じく、フォーマルなイメージの強いタイプです。
こちらもビジネスをはじめ、冠婚葬祭に至るまで幅広く利用できます。
襟先の開きが100°〜140°程度です。

4.ボタンダウンカラー

襟先にボタンがついており、前身頃に止められるようになっているタイプです。
このボタンダウンカラーは、元々ネクタイの着用をしないことを前提にデザインされたものです。
ノーネクタイがおすすめですが、ネクタイを着用してもOKです。
カジュアル感が強いタイプなため、ビジネスシーンには少々不向きかもしれません。

5.ドゥエボットーニカラー

第一ボタンのある台襟にボタンが2つあり、襟が高く襟羽が大きめなタイプです。
元々襟を立てるためにボタンが複数個取り付けられています。
冠婚葬祭には不向きですが、ビジネスシーンではノーネクタイの時期におすすめです。
クールビスの時期に最適です。

■シャツの後ろ襟について

スーツは前面の姿が大切ですが、後姿もとても大切です。
後姿でも相手に与える印象が大きく変わってしまいます。
シャツの後ろ襟について気にされたことがあるでしょうか。
シャツの後ろ襟は、ジャケットの襟から1cm〜1.5cmほど見える状態が基本です。
あまり見え過ぎても、逆に全く見えなくてもどこかチグハグな雰囲気になってしまいます。
ジャケットの上襟が浮いてしまったり、シャツの襟がジャケットに隠れてしまったりする場合、洋服が体型に合っていないということになります。
ジャケットの襟から1cm〜1.5cmほど見える状態であることを意識して着用するようにしましょう。
また、袖口についても同じです。
ジャケットの袖からシャツが1cm程出るようにすると綺麗なシルエットになります。
シャツが袖から全く出ていないと、ジャケットがオーバーサイズに見えてしまうこともあります。
逆にシャツが出すぎてしまっていると、ジャケットが小さいのではないかと思われてしまうかもしれません。
シャツが袖から1cm程出ていることで、ジャケットの袖が汚れるのを防いでくれる効果もあります。
特にビジネスシーンにおいてスーツの着こなしは印象を左右するものです。
良いものを着ることだけが、相手に良い印象を与えるものではありません。
シャツとジャケットのバランスを考えて着ることが、ビジネスマンとしてより好印象を与えるものです。

■まとめ

いかがでしたでしょうか?
ビジネススーツの着こなしマナーは意外にもたくさんあるものです。
スーツの色・柄をはじめ、ネクタイの選び方、シャツの選び方を注視した上で、着こなしにも十分注意しなくてはなりません。
ビジネスマンにとってスーツスタイルは鎧のようなものです。
きっちり決めてこそ、ビジネスマンとして自信が持てるのではないでしょうか。
今回特に言及しませんでしたが、スーツもネクタイもそしてシャツも、当たり前ではありますが、シワや汚れのないように気をつけましょう。
それは最低限の身だしなみとなります。