エフワンGUY(前エフワン ガイ)大津堅田店は2019年1月よりビスポーク エフワン GUY "ガイ"に生まれ変わりました。

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2019.7.21

オーダースーツの前にこれは押さえておきたいビジネススーツの着こなしマナーについて

■色と柄について

スーツをオーダーする際、色や柄について悩むことはありませんか。
スーツの色や柄は相手に与える印象を左右するため、ビジネス面において好印象を与えるように意識することが大切です。
では、ビジネスマンの勝負服であるビジネススーツは、どのような色や柄を選ぶべきなのか。
ご紹介していきたいと思います。

【ビジネススーツで抑えておきたい色と柄】

ビジネススーツの色や柄について明確なルールがあるわけではありません。
それぞれの職業や会社の雰囲気に合った色と柄を選ぶのがおすすめです。
ただ、ビジネススーツの定番であるネイビーやグレー系は押さえておきたいものです。
知的で誠実なイメージのあるネイビーのスーツは、あらゆるビジネスシーンで着用することができます。
グレー系は、大人の落ち着いたイメージがあります。
グレー系はほとんどの色と相性が良いため、どんな色のネクタイやシャツでもコーディネートしやすいものです。
ネイビー同様、グレー系はビジネススーツの定番です。
ただ、グレー系は人によっては疲れているように見えてしまうこともあるでしょう。
オーダースーツを作る際は、自分の顔やイメージを考えて色を選ぶことが大切です。
続いて柄についてです。
ビジネスシーンに着られるスーツの中でもストライプや無地は定番中の定番です。
ただ、ストライプにもさまざまな種類があります。
ストライプ柄の太さや間隔の違いで全く印象が異なります。
ライン間隔が狭くて細いものは繊細なイメージを与えます。
逆にライン間隔が広く太いものは、華やかなイメージです。
ビジネスにおいてあまり派手な印象を与えるものはNGですから、ストライプ柄を選ぶ際は繊細なイメージを与える「ライン間隔が狭くて細いもの」が無難だと考えられます。
無地のスーツは、どのようなシャツやネクタイとも相性が抜群です。
無理に柄を選ばず、あえて無地を選ぶのも良いでしょう。

■ジャケットのボタンはどうする?

ビジネスシーンにおけるビジネススーツの着こなしの一つとして上げられるのがボタンの留め方です。
ジャケットのボタンはデザインによって違いがありますが、必ずボタンは付いています。
そのボタンを一つも留めなかったらどのような印象になるでしょう。
仮にビジネスシーンでそういった方を見た時に、あなたならその相手にどのような印象を持つでしょうか。
恐らく「だらしない」とか「信用できるのだろうか」と思ってしまうのではないでしょうか。
では、逆に全てのボタンを留めるのはどうでしょうか。
ジャケットの全てのボタンを留めても問題はありませんが、ビジネスシーンにおけるボタンの留め方にもマナーがあります。
基本的にジャケットの一番下のボタンは留めません。
3つボタンのジャケットならば、上2つを留めます。
2つボタンの場合は上1つだけを留めましょう。
ではなぜ一番下のボタンを留めないのでしょうか。
それは、もともと一番下のボタンは留めないように設計されているからです。
一番下のボタンを留めてしまうと、ジャケットのシルエットが崩れてしまいます。
スーツは本来、ジャケットのボタンを留めないものでした。
しかし、近年ビジネスマナーが変わったことで、一番上のボタンだけを留めるようになったのです。
ボタンの数によって基本的な留める数を説明しましたがボタンをいくつ留めるか迷ったら、一番上だけ留めるのが無難です。
ちなみに、ジャケットの中のベストのボタンは基本的に全部留めるのがマナーとなっています。

■ネクタイについて

パーティーなど華やかなシーンであれば、スーツに合わせるネクタイも華やかな物で良いのですが、ビジネスシーンにおけるネクタイはある程度TPOを考えて選ばなくてはなりません。
スーツに合った色・柄を選ぶのは基本中の基本です。
ネクタイだけやけに目立ってしまうようなことがないように、シンプルなものを選ぶのがコツです。
ネクタイは、太い方の端(大剣の先)がベルトのバックルの、ほぼ真ん中にかかるくらいの位置で結ぶのが一番美しいとされます。
同じ長さのネクタイを着けても、体型や結び方によって長さが変わります。
先端がベルトの上に少しかぶさるくらいの長さになるように、何度か結んで丁度良い位置を見つけましょう。
太さもいろいろあります。
ネクタイの太さはジャケットの下襟に合わせると良いでしょう。
一番太い部分と、下襟の一番太い部分が同じ位置になるように結ぶと見栄えが良いです。
ネクタイの幅と下襟の太さが合っていないと、どこかチグハグに見えてしまうので注意が必要です。

ネクタイの色は好みによって選ぶと良いのですが、落ち着いた雰囲気を出したいならば、濃紺やエンジ色、グレー系の色がおすすめです。
柄物のネクタイを選ぶ際は、ストライプや小紋柄を選ぶと相手に好印象を与えます。

●赤系のネクタイ
赤系のネクタイは「情熱的」「積極的」といった印象を相手に与えます。
プレゼンやここぞという時に選ぶと良いでしょう。

●ブルー系のネクタイ
ブルー系のネクタイは「誠実」「知的」「爽やか」といった印象を相手に与えます。
大切な商談の際に選ぶと良いかもしれません。

●ブラウン系のネクタイ
ブラウン系のネクタイは「堅実」「温厚」といった大人な印象を相手に与えます。

●イエロー系のネクタイ
イエロー系のネクタイは「明るさ」「ポジティブ」といった印象を相手に与えます。
初対面の方と会う際に選ぶと良いでしょう。

●グレー系のネクタイ
グレー系のネクタイは「落ち着き」「誠実」といった印象を相手に与えます。

ネクタイは選ぶ色や柄で大きく印象が変わってきます。
相手にどのような印象を与えたいか、またシーンによって選ぶと良いでしょう。

また、結ぶ時にポイントとなるディンプルもしっかり作りましょう。
ディンプルとは結び目のくぼみのことです。
胸元で結び目を整える際に指でくぼみを作り、一気に首元まで引き上げます。
綺麗なディンプルができれば、より引き締まった印象となります。

■まとめ

いかがでしたか?
スーツやネクタイは選ぶ色や柄で大きく印象が変わってくるものです。
今回は、オーダースーツの前にこれだけは押さえておきたいビジネススーツの着こなしマナーの基本を紹介しました。
ビジネススーツで選びたい色や柄、ジャケットのボタンの留め方、そしてネクタイの基本は、ビジネススーツの着こなしの基本中の基本です。
オーダースーツは、こういった基本を知ってからの方がより自分に合ったものを選ぶことができます。
今回はあくまで基本事項のみをご紹介しましたので、次回はより具体的なことをご紹介していきます。