オーダースーツが完成したら次ぎに目が行くのが「タイ&シャツ」です。
仕立ての良い完璧なスーツを着ていても、タイ&シャツがそれに見合わなかったら、せっかくのスーツも台無しになってしまいます。
タイ&シャツと細かなものまでこだわってこそ素敵なのではないでしょうか。
タイ&シャツはビジネスマンの基本です。
それぞれさまざまな種類がありますし、同じスーツを着ても、選ぶタイ&シャツによって印象が大きく変わります。
【良いシャツの定義】
良いシャツとはどのようなものを指していると思いますか。
ブランド品、それともデザイン性でしょうか。
ブランドシャツやデザイン性に優れたシャツは確かに価格的に高価なものかもしれませんが、だからと言って、必ずしも良いシャツであるとはいえません。
なぜならそれらは細部までこだわった作りであるとは限らないからです。
■良い生地を使っていること
良いシャツの定義として最初に挙げるなら、やはり良い生地を使用していることです。
生地はシャツ全体を構成するものであり、肌に直接触れるため、良い生地を使用すれば着心地は当然のこと、見た目も左右します。
良い生地はやわらかくて自然な光沢があること、そして耐久性が高いことが条件として挙げられます。
■形の崩れない美しい襟であること
シャツの顔と言っても過言でないのが襟周りです。
襟周りの作りにより印象が大きく変わります。
例えば、襟周りがよれていたり、形が崩れてしまっているととてもだらしなく見えてしまいます。
どんなに良いスーツを着ていても、シャツの襟がそれではスーツも台無しです。
襟の形にはさまざまな種類がありますが、どんな形であっても襟がしっかりと立ち、洗濯やクリーニングを繰り返してもその形を綺麗に維持できるものが良いシャツです。
■良い仕立てであること
どのようなシャツでも、外から見える部分はきちんと作り上げられているかと思います。
良いシャツは、内側の見えない部分まで細かに気を使って作り上げられていることが条件です。
内側の見えない部分まで細かに気を使って作り上げられたシャツは着ることでその違いが分かります。
仕立ての良いシャツは、着心地が良く、洗濯やクリーニングを繰り返してもよれにくいものです。
【ビジネスマンの基本!シャツ選びのポイントを学ぶ】
自分に合ったシャツを選ぶのは中々難しいものです。
そこでここでは自分に合ったシャツ選びのポイントを説明したいと思います。
■自分の体のフィットしたサイズ
シャツをオーダーする場合は、自分の体型にフットしたものが完成しますが、既製品を購入する際はジャストサイズのものを選ぶ必要があります。
首周りは指1本〜3本分が入るものがベストです。
丈においては洗濯後に縮むことを考えて、2〜3cm程長めのものを、そして袖はスーツのジャケットよりも1cm出るくらいの長さのものを選びましょう。
■着心地の良い生地を選ぶ
シャツの生地は見た目や着心地、耐久性を左右するものです。
特にシャツをオーダーする場合は、生地の色や柄だけでなく、着心地の良さを重視して選ぶことが大切です。
どんなに好みの色や柄であっても、完成後に着てみたら着心地が悪かったなんて事になったら、せっかくのシャツもタンスの肥やしになってしまうかもしれません。
【スーツに良く合うタイとは】
スーツに欠かすことのできないタイ。
毎日同じスーツを着ていても、タイが違うだけで全く異なった印象になります。
そのため、ビジネスマンの多くはタイを何本も持っているのではないでしょうか。
ただ、毎日のことだからこそ、今日はどのネクタイにしたら良いかなど悩むこともあるかと思います。
今や、タイの柄や色でスーツの着こなしの幅を広げられます。
■どんなスーツにも合わせやすいタイ
どのようなスーツにも合わせやすいと言われているのが無地のタイです。
無地のタイは、タイの基本中の基本。
シンプルな無地だからこそ、相手に落ち着いた印象を与えるし、どのような柄のスーツであっても簡単に合わせることができます。
さまざまな色味の無地のタイを揃えておけば、その日の気分で変えることができるのでとても便利です。
■圧倒的なバリエーションを誇るストライプ
タイの中でも圧倒的なバリエーションを誇っているのがストライプ柄です。
ビジネスシーンにも適している柄ですし、ビジネスマンの誰もが1本は持っているのではないでしょうか。
豊富なバリエーションがあるため、飽きのこないおしゃれを楽しむことができます。
新社会人がストライプ柄のタイを身につけることで、どこかフレッシュなイメージを与えます。
ストライプには幅の細いものと太いものがありますが、それぞれ印象が異なります。
幅の細いストライプは、相手に知的な印象を与えます。
逆に幅の太いストライプはどこかカジュアルな印象を与えます。
その時々のシーンで使い分けることができるので、ストライプ柄のタイはぜひとも持っておきたいものです。
■日本伝統の小紋柄で着こなし上級者に
小紋柄は日本伝統の柄として知られています。
良く着物の柄としても使われています。
小紋柄は落ち着いた雰囲気を与えてくれるのですが、スーツと合わせるのが難しいとも言われています。
できるだけスーツの色と合わせるのがポイントです。
柄の大きさも色々とありますが、ビジネスシーンで身につけるのであれば、柄が小さいデザインのものがおすすめです。
■カジュアルシーンにおすすめのドット柄
カジュアルシーンに良く似合うのがドット柄のタイです。
ドット柄はカジュアルなイメージが強いので、ビジネスシーンには不向きだと思っている方は多いのですが、
色味の少ないデザインを選ぶことで、落ち着いた印象になるため、ビジネスシーンにも適しています。
ドット柄のタイは、爽やかな印象を与えてくれる柄でもあるので、フレッシュマンにもおすすめです。
ただ、ビジネスシーンに身につけるなら、ドットの小さいデザインにものか、ドット数が少ないデザインのものを選びましょう。
スーツをより引き立てる脇役がタイ&シャツです。
毎日のスーツライフをより楽しむためにも、スーツに合うタイ&シャツを選ぶことが大切です。
スーツに合わせてオーダーするのも良いでしょう。
毎日のように着るシャツ、そして毎日それに合わせてコーディネートするタイだからこそ、良質でオシャレなものを選びましょう。